レビュー

正当に進化した続編
 『は〜りぃふぉっくす』の続編。
 前作未プレイでもプレイすることは可能。だが前作の設定を引き継いでおり、今作だけではわからない話が少しばかり (それも終盤に)出てくるので、『は〜りぃふぉっくす』を先にプレイしておく事をお薦めする。ただ、前作の方が(時代背景もあって)難しくとっつきにくいので、前作に対してそのように感じた人は『雪の魔王編』からプレイしてもかまわない。(筆者は当時MSX所有だったのでこちらしかプレイできなかった)

 受け付けるコマンドは格段に増え、ヒントも多く散りばめられている。脈絡の無い謎は皆無で、言葉探しに戸惑うことも少ない。ゲームオーバーを回避する事も一度だけ可能で、移動可能方向の画面表示も前作から引き継いでおり、かなりの親切設計になっている。メモとマッピングの労力さえ惜しまなければ、数回のゲームオーバーを経た上でクリアすることができるだろう。
 前作では動物たちとの会話も味気ないものが多かったが、今作では動物たち一匹一匹にきちんと性格設定がなされており、動物たちとの会話を主体として謎を解いていくことになる。重要な情報のほとんどは動物たちの口を借りてプレイヤーに伝えられ、動物たちの生態も考えながら謎解きを進める必要がある。動物をフィーチャーしたAVGとしては方向性を間違わずに進化したといえる。

 前作の攻略は、ほぼ(持ち物とフラグさえ気をつければ)場面単位での謎解きばかりだったが、例えば今作では化けられる回数が葉っぱの枚数で定められており、「いつ」「どこで」化けるかを考えなければならない。それだけでも複数のシーンをまたいでの計算が必要。アイテム未発見やアイテム紛失、情報不足でハマリとなる状況はいくつかあり、行き詰ったと感じたら最初からやり直すぐらいの覚悟が必要だ。話のボリュームは大きくないので、マッピングさえしっかりしてあれば、最初からやり直すことはそれほど苦痛ではないだろう。
 ストーリーも前作とは面向きが変わり、作中で語られる事柄が増えた。最終的には雪の魔王の謎に迫っていくことになる。前作との序列には言及しないが、より「深く」なったことは確か。
 しかし時代的にはどうしても流行のRPGに対して地味な感が否めず、埋もれてしまったか。

 トータルでは秀作。コマンド入力式AVGの中では、プレイしやすさは抜群。

 なお、EGGでは『はーりぃふぉっくす雪の魔王』となっているが、本当は『〃雪の魔王編』が正しいので、このサイトではそのように記している。


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