PRE STORY ※マニュアルより引用

 星歴3530年。銀河の覇者をもくろむ帝国軍はKGD星域へ侵略の魔手を伸ばし、強力な艦隊を背景に永久隷属を迫った。しかし、KGD星域の主要三星同盟はこれを拒否し、世に言う第1次星間戦争が勃発した。3年半にわたる戦いは同盟側が壊滅的被害を受けて終結することとなり、KGD星域は帝国軍の支配のもと屈辱の中での生活を余儀無くされた。が、水面下では密かにソルジャーたちの活動が開始されていた。
 ソルジャーはアンドロイドをパートナーに敵基地へと向かい、超能力制御装置μ−80の処方ファイルを入手することに成功した。これにより、多くのソルジャーがμ−80の呪縛から解放され、超能力の蘇ったサイキック・ソルジャーたちは力を合わせて、帝国軍に立ち向かった。星間戦争に勝利したとはいえ、大きなダメージを受け、戦力が激減していた帝国軍にとって、サイキック・ソルジャーが繰り出すサイキック・パワーの威力は絶大で、じりじりと後退せざるを得なかった。
 そして、100年余にわたって続いた帝国軍の支配に終止符が打たれ、KGD星域は解放され、自由と平和がよみがえったのである。
 時に西暦3652年のことであった。

 母星系に撤退を余儀無くされた帝国軍ではあったが、いまだKGD星域を征服し、銀河の覇者たらんとする野望を棄てたわけではなかった。しかし、KGD星域同盟の持つ強大なサイキック・パワーと帝国軍の誇る大艦隊とが抑止力となって、両者の間はバランスが保たれ、この現実が帝国軍上層部をして、第2次星間戦争への決断を躊躇させていた。帝国軍はこの均衡を打ち破るため、機械的にサイキック・ウェーブを作り出す装置の開発に着手を始めた。
 いっぽうKGD星域でも、帝国軍の報復に備え超能力者によるサイキック・ネットワークが急ピッチで整えられていった。


 星暦3656年。帝国軍はついにサイキック・ウェーブを作り出すことに成功するに至り、これまで保たれていた力バランスは帝国軍側に大きく傾くことになったのである。しかし、この情報はクィラ星系に潜入していた同盟軍の諜報部員からサイキック・ネットワークを経由して瞬時に同盟最高評議会へと通報された。最高評議会は、帝国軍への対応をめぐって連日知恵を絞り議論を繰り返した。しかし、事態を打開する妙案を見いだすことができないまま時間だけが経過していった。そんな矢先、KGD星域を震撼させる情報がもたらされた。帝国軍はサイキック・ウェーブをサイコアーマーに搭載し、まもなく実戦配備できる段階に達するというのだ。
 最高評議会は、全面的な武力対決は回避すべきであるという結論に至った。しかし、帝国軍に対しどんな戦術を取っていいのか、いまだ暗中模索の中にあった。焦燥はすでに極に達し、誰もが苦渋に満ちていたとき、諜報部員からもたらされた1つの情報によって、評議会に垂れ込めていた重苦しい空気が払拭された。戦略宇宙軍本部など軍事力の中枢である人工惑星の存在が遂に明らかになったのである。最高評議会はその敵人工惑星基地を爆破する作戦に的を絞った。そして、何人かのサイキック・ソルジャーが工作員として秘密裡にさまざまなルートで敵星系に送り込まれた。

 敵星系の外縁に星域間通商のための中立ステーションが存在している。そこに今、1人のサイキック・ソルジャーが美女とともに降り立った。この美女こそ、かつてKGD星域を解放に導いたアンドロイドの改良された姿だった。
 帝国軍が全面戦争に打って出る前に敵人工惑星基地を爆破できなければ、KGD星域はふたたび帝国軍の魔手に陥ってしまう。最高評議会はサイキック・ソルジャーの超能力を信じ、超能力戦にKGD星域の運命を託したのである。

永く語り継がれることとなる「銀河超能力戦記」の幕が、いま開く!
戦えサイキック・ソルジャーよ、
帝国を破滅させるその日まで……。

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